震えるハートをビートに乗せて/ネットワーク出版フレジェロマンス文庫、2015

震えるハートをビートに乗せて/ネットワーク出版フレジェロマンス文庫、2015

「音楽をされているんだそうですね」
「ええ、まあ、音楽やってます」
行きつけの喫茶店で、ダイチは、店長のアカリと初めて言葉を交わした。
ダイチは、インディーズのロックシーンで活躍するベーシスト。
喫茶店の雰囲気やBGMを気に入り、そしてひそかにアカリのことも好ましく思っていた。
ダイチは、2日後に控えたライブのチケットをアカリに差し出す。
チケットを受け取り、ライブを訪れたアカリ。
ダイチは、夜の酒場街に不慣れなアカリのため、道案内ついでに一緒にバーへ行く。
ほろ酔いのアカリを前に、ダイチの自制心は次第に壊れ、ついに体は気持ちを追い越して……。
陽気で一途なベーシストが語る大人ピュアなロマンス。
〈カバーイラスト:不破希海さま〉